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InvisaLife - 目立たずに美しく矯正ができるインビザラインの総合メディア/インビザラインの疑問にお答えします/壊れたらどうする?

壊れたらどうする?

インビザラインの破損について

インビザライン矯正で使用するアライナーと呼ばれるマウスピースは透明で薄いので、破れたり壊れたりしないか心配になってしまいますよね。

結論から申しますと、アライナーが破損することはあります。それではどんな場合で起こるのか、くわしくご説明していきます。

アライナーの破損の原因

アライナーが破損する原因は、いくつかあります。例えば、以下のようなことが考えられます。

  • 歯ぎしり
  • 奥歯の噛みしめ
  • マウスピースの着脱

それぞれの理由についてくわしく見ていきましょう。

歯ぎしり

就寝中に起こりがちな歯ぎしり。歯を擦り合わせる動作のことで、そのほとんどが本人の自覚症状がないまま行われています。無意識に行っているので、一緒に住んでいる家族などに指摘されて自覚した、という人も多いでしょう。

歯ぎしりはギリギリとした音が周りに聞こえるくらい強い力をかけて奥歯を噛みしめたり、すり合わせたりしています。知らぬ間に歯が削れていた、変型したといったことも起こります。

インビザラインのアライナーの厚さは0.5㎜程度。とても薄いので、装着してもあまり違和感がない着け心地だと思います。歯ぎしりのように強い力をかけ続けると変型したり、破れることにもつながります。

食いしばり

歯ぎしりと同様、食いしばりもマウスピースの破損を招く原因です。

スポーツをしているとき、なにか物事に集中しているとき、ストレスを感じているときなどに歯を食いしばっていることがあります。

上下の歯を力を入れて触れあわせる状態が食いしばり。歯がすり減ってしまうだけでなく、顎の関節に負荷をかけるのでことも多いので、顎関節症を招いたり、頭痛や肩こりといった症状も引き起こしてしまいます。少しでも食いしばりをなくすためには、日ごろから噛みしめないように注意することが大切です。意識して食いしばっている回数を減らすように努めると改善が見込めます。

マウスピースの着脱

アライナーは歯列矯正のため作られているので、装着するときつい締め付け感があります。そのためマウスピースの取り外し方に気を付けないと、変形したり、破損したりする可能性も高まります。

外し方のコツは、上のインビザラインなら奥歯の内側を浮かし、下のインビザラインなら奥歯の外側を浮かせることです。変な方向に力を加えたり、無理して引っ張ったりすると変形や破損の原因になります。インビザラインは丁寧に外すことを心がけてください。不安なときは、かかりつけの医師に着脱の仕方を確認してみましょう。

インビザラインが破損してしまったら

インビザラインのマウスピースが破損してしまったら、まずはそのマウスピースの使用は止めてください。

ある程度の破損ならそのまま使えるだろうと自分で判断して使い続ける患者さんも中にはいらっしゃいます。しかし、インビザラインが一度破損してしまうと、歯列矯正のために必要な適切な力が上手にかからず、矯正効果は少なくなります。なので、まずは、かかりつけの医師に相談してください。

通院中の歯科医院では、患者さんの歯型データがありますので再発注が可能です。破損したアライナーが何番目なのか伝えればすぐに対処してくれるでしょう。発注して手元に届く前は、1つ前のアライナーを装着して歯が移動しないよう歯列を維持しておきます。新しいアライナーが届いたら交換しましょう。

再発注して手元に届くまでには大体1~2週間かかります。そのあいだにアライナーを装着していないと歯が動いてしまい、次のアライナーがうまくフィットしないといったことも起こります。インビザラインはアライナーを段階的に変えていって歯列を矯正する矯正法です。使用済みのマウスピースをすぐ捨ててしまう患者さんもいらっしゃいますが、一つ前のマウスピースは念のために取っておきましょう。

インビザラインの取り扱い方法

インビザラインは自分で取り外しができる矯正装置ですので、外しているときなどに破損してしまうこともあります。破損を予防するためには、以下のことに注意してください。

専用のケースに入れる

インビザラインのアライナーは薄く衝撃に弱いので、取り扱いに注意が必要です。テーブルや洗面台に置いたり、ティッシュに包んでポケットやカバンに入れると破損してしまう危険があります。外した際は必ず専用ケースに保管してください。ケースに入れておかないと、忘れたり捨てられたり、踏んでしまうこともあります。家での保管場所を決め、外出時にはケースを必ず持ち運ぶことで破損を防ぐことができます。

お湯はNG

洗浄には、40℃以上のお湯はお湯を使用しないでください。ぬるま湯程度であれば大丈夫で。インビザラインのアライナーはポリウレタン製ですので、高温ですと変形してしまいます。変形すると、歯列に合わなくなってしまい、アライナーは作り直しになります。特にお湯を使うことが多い冬場は注意をしましょう。

食事中の着用NG

人が食べ物を噛む時かかる力は、40kgから60kgにもなります。そのため、インビザラインのアライナーを外さないで食事をすると変形してしまう可能性があります。必ず外してから食事をするようにしてください。外したアライナーは前述したように、必ず専用ケースにいれるようにしましょう。家の中でも、外食時でも習慣づけておいてください。

着脱で負荷をかけない

インビザラインのアライナーは毎日、食事や歯磨きのときに外します。その着脱をするときに正しい方法でおこなわないと、破損してしまう可能性があります。例えば、片手だけで着脱しようとしたり、噛むことで装着したりという場合です。アライナーは無理に力をかけると破損してしまいますので、必ず正しい着脱をしてください。もし、着脱方法がわからないときには歯科クリニックで教えてもらいましょう。

歯ぎしりや食いしばり対策を実施

歯ぎしりや食いしばり対もアライナーが破損する原因です。対策の方法としては、安静空隙を意識することです。安静空隙とは、通常の状態で上下の歯の間には1ミリから3ミリの隙間があることを指します。安静空隙は1日のほとんどの時間を占めていて、噛み合っている時間は24時間中わずか20分程度といわれています。しかし、歯ぎしりや食いしばりがある方は安静空隙の時間が短い傾向にあります。意識をして、噛み合わせないようにすることが必要です。

まとめ

インビザラインのアライナーは薄くできていますので、破損してしまうおそれがあります。破損を防ぐためには取り扱い方法に気をつけて、対策しておきましょう。

破損してしまったら、そのアライナーは使用できませんので、歯科クリニックで再製作する必要があります。クリニックによっては、追加料金が発生する場合もあるので、注意が必要です。

そのほか、インビザラインの疑問を下記のページでまとめていますので参考にしてください。

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