出っ歯は最短で治すなら何日かかるもの?
出っ歯の矯正は、最短でも半年~1年はかかる
出っ歯は表情や咬み合わせに影響を与えるばかりか、口呼吸や歯磨きのしにくさによって口臭の原因となることもありますから、気になる方は一刻も早く治したいですよね。
しかし、出っ歯を改善するためには基本的に歯科で「歯列矯正」を受けるしかありません。定番の方法としてはワイヤーを使用して器具を固定するワイヤー矯正ですが、素材や器具をはめる箇所別の期間の目安は以下の通りです。
- メタルブラケット(金属器具)……最短半年~最長3年ほど
- セラミックブラケット(セラミック器具)……最短1年~最長3年ほど
- リンガルブラケット(裏側装着)……最短1年~最長4年ほど
このように、矯正は一定期間器具をはめ続けることによって歯の位置を定着させるというものなので、最大で3~4年ほどと人によってはかなりの時間がかかるのがネックと言えるでしょう。
とはいえ、ワイヤー矯正は期間を要する分通院しながら費用を分割で支払いやすく、確実な効果が見込めますから、まずはお近くの歯科で出っ歯の形状を確認してもらい、大体の所要期間を尋ねてみるのがおすすめです。
本気で最短を狙うなら「セラミック」治療がおすすめ
出っ歯の改善を望む場合、仕上がりも美しくかなり短い期間で施術を終えられる方法に「セラミック」治療があります。
セラミック治療は元々歯の大きさが不ぞろいであったり、歯の形が悪かったりする方に適していると言われており、歯を削ったり場合によっては神経を抜いたりして、上からセラミック(陶器と同じ材料。非常に丈夫で審美性に優れる)をはめるというもの。
型を取って施術を行うだけなので、治療期間としては「1週間~2週間程度」(施術後の経過観察を除く)が目安となっており、歯科で可能な出っ歯改善法の中では最短と言えるでしょう。
セラミック治療のメリットは?
- 変色しにくいので、白く美しい歯を保てる
- 細菌が付着しにくい素材とされており、虫歯を引き起こすリスクが少ない
- 錆びない素材でアレルギーにも優しい
- 短期間で確実な成果が期待できる
セラミックは身体に優しい素材ながら白く変色しにくいため、芸能人のように美しい歯を手に入れたい!という方にもぴったり。ただし、以下のような注意点もあります。
セラミック治療のデメリットは?
- 矯正に比べると、費用が非常に高い
- 生まれつきの歯を活かすことができない
セラミック治療は大体「1本あたり」10万円前後~の料金がかかりますから、全部の歯をセラミックにするとなれば数百万円必要なことも。また、歯を削るという行為に抵抗がある方も気を付けてくださいね。
日常での違和感が気になる場合は「インビザライン」という手も
ワイヤー矯正はもしかしたら何年も器具をはめ続けなければならないかと思うと気が重いし、かといってセラミックはあまりにも贅沢すぎるし……とお悩みの方もいるでしょう。
その場合は、ワイヤー矯正とそう変わらない(むしろ内容によっては安くなることもある)費用と違和感のなさを両立した「インビザライン」というマウスピース矯正を利用する手段もあります。
インビザラインは透明なマウスピースを日常的にはめ、3Dシミュレーションを用いて歯並びの矯正を目指すもので、以下のようなメリットがあります。
- 器具がクリアなので、笑ったり喋ったりしても非常に目立ちにくい
- 着脱ができるため、食事や歯磨きなどの際は外せて便利&常に清潔に保てる
- 金属アレルギーでも使用可能、かつ装着時の違和感が少ない
インビザラインの期間としては、大体1年~最大3年ほどとワイヤー矯正と変わりませんが、器具の取り外しがしやすいこと、日常での違和感を覚えにくいことなどから比較的抵抗感なく利用できる可能性が。では、大まかな施術の流れについて見てみましょう。
メリットたくさん「インビザライン」の流れとは
期間や流れは歯科によっても違いがありますが、基本的には以下のような経過を辿るのが一般的です。
カウンセリング
30分~60分程度のカウンセリングで、歯並びの状態や具体的な悩みなどを相談していきます。もちろん、治療に何か不安がある場合、予算、期間的な都合がある場合も説明しておきましょう。これだけなら無料で可能なことがほとんどです。精密検査
レントゲン撮影や診断模型を作成するための歯型どりなどが行われます。この時、今後の治療計画についても話し合われるようです。型どり、インビザライン発注
インビザライン用の歯型をとり、スキャンデータをアメリカにある専門機関に送ってマウスピースの発注をします。マウスピースは、大体2週間~1か月程度で出来上がるそう。治療開始
治療に関する説明ののち、いよいよインビザラインが開始されます。あとは自宅で決まった時間(20時間以上)マウスピースを装着し、必要に応じて交換するだけです。定期チェック
通常1か月~3か月程度に1度定期チェックがあります。経過観察を含め、マウスピースとの適合性や口内の衛生状態などを見て、順調に矯正できているか確認されるのです。
このように、インビザラインは定期的に歯科に通う必要はあるものの、あとはほぼ自分で管理できるのも魅力。1年~2年程度かかりますが、気軽かつリーズナブルに矯正を進めたい方は検討してみてはいかがでしょうか?
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