インビザラインの流れを知りたい
インビザライン矯正の基本的な流れ
インビザライン矯正治療はどのように行うのでしょうか?まずは、知っておきたい基本的な流れについてご紹介します。
ステップ1.初診・相談
自分の歯並びについて、悩んでいる点、不安に思っている点、直したい箇所、どんな歯並びになりたいかなど、悩みや要望を歯科医師に相談します。
専門の医師が実際に歯並びをみて、その人の悩みや要望にあった治療法や治療の流れ、治療期間などについて説明していきます。どんなささいなことでも不安や疑問に思うことは何でも聞いてしまいましょう。
ステップ2.精密検査
治療希望の人は、精密検査に進みます。検査内容としては、視診や触診、顔面と口腔内写真の撮影、歯型による分析、レントゲン検査などを行い、さらに口の中の状況を判断します。
ステップ3.治療方針の説明
精密検査の結果をもとに、自分の希望にそった治療方針を医師が決めていきます。ここで大事になるのが「クリンチェック」と呼ばれる、治療方針シミュレーション計画です。患者一人ひとりにそった3Dシミュレーション動画が作られ、治療開始からどのように歯が動いていくのか、治療への理解が深まるようにわかりやすく説明してくれます。
診療内容に納得出来たら、インビザライン用の歯型を取り、インビザライン・アライナーというオーダーメイドのマウスピースを作成します。
ステップ4.治療
クリンチェックをもとに、いよいよ治療の開始。1年半~3年かけてマウスピース(インビザライン・アライナー)を装着し、乱れた歯列を美しい歯並びや正しい噛み合わせに整えます。食事中以外の1日20時間以上は装着することが望ましいとされるインビザライン矯正。良い結果が出るためにも装着時間を守ることが大切です。
初めてマウスピースを使用する際は、使用方法や注意事項、取り外しの練習などの説明を受けます。治療期間や通院間隔は人によって変わりますが、通院間隔はだいたい約1ヶ月ごとです。
ステップ5.アタッチメント装着
矯正治療が始まったタイミングで、アタッチメントという器具を装着します。装着するタイミングは歯科クリニックにより異なりますが、1ヶ月後前後のことが多いようです。アタッチメントの役割は、マウスピースが歯にしっかりと固定して、矯正力がかかるようにするためです。器具自体は小さく白いので、目立ちにくくなっています。マウスピースと違い自分で取り外しはできません。
ステップ6.定期検査
治療中は、1ヶ月から3ヶ月の間隔で定期検査のため通院する必要があります。検査では、マウスピースと歯の状態の確認、アタッチメントが取れていないか、マウスピースの装着時間が守られているか、口腔内の状態確認とクリーニング、などをおこないます。また、不安なことなどがあれば、相談もできますので、必ず決められた通院期間を守りましょう。
ステップ7.治療終了
クリンチェック通りに、正しくすべての歯が移動し整ったら治療は終了です。
ステップ8.保定期間
治療が終了しきれいに整った歯並びも、治療装置を外してしまうと元の状態に戻ろうと歯が移動することがあります。保定期間とは、歯が元に戻らないようにリテーナーという細いワイヤーを歯の裏側につけて保定すること。治療内容にもよりますが、だいたい矯正にかかった年数を要します。歯並びが安定して崩れないようにする大切な期間です。通院期間は半年~1年ごとです。
ステップ9.予後観察
保定期間が過ぎて、歯や顎がしっかり安定しているか観察していきます。
ステップ10.終了
予後観察が過ぎて、歯並びが安定し噛み合わせも正しいと医師が判断したら終了になります!
いかがでしたか?インビザライン矯正で大事なことは、経験豊富なドクターにかかることが重要です。自分の歯の悩みをまずは相談してみましょう。
まとめ
ここまでカウンセリングから治療終了までの、おおまかな流れをご紹介してきました。インビザラインの治療期間は、治療内容により変わりますが、全体矯正で約2〜3年、部分矯正で約半年〜1年で、保定期間を含めると2年から4年とワイヤー矯正と比較して短くなる可能性があります。
ただし、マウスピースの装着時間を守ることや、定期検査のための通院、セルフメンテナンスによる歯周病や虫歯の予防などをしっかりとおこなうことが重要です。不安なこと、分からないことがあれば、必ず歯科クリニックに相談してください。
そのほか、インビザラインの疑問を下記のページでまとめていますので参考にしてみてください。
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