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InvisaLife - 目立たずに美しく矯正ができるインビザラインの総合メディア/インビザラインで矯正できる症状/すきっ歯

すきっ歯

インビザラインによるすきっ歯の治療方法

すきっ歯に適している治療法がインビザラインです。マウスピースで歯に力をかけて動かし、歯と歯のすき間を埋めていきます。歯全体を覆って力をかけられるので、ほかの治療法と比べて効率的。

すきっ歯の症状

すきっ歯とは、歯列内の歯と歯の間に隙間があることを指します。歯が永久歯に変わるタイミングで自然と隙間が空いてしまう状態で、空隙歯列(くうげきしれつ)や歯間離開歯(しかんりかいし)とも呼ばれます。特に上顎の前歯2本に隙間があることを正中離開(せいちゅうりかい)と呼び、「すきっ歯」として目立つので、特に女性は見た目が気になり矯正を考える人が多いのだそう。すきっ歯の位置は人それぞれで、目立つ前歯の人、全体的に隙間がある人などさまざまです。

すきっ歯による日常生活での不都合は?

歯と歯の間に隙間が空いているため食べ物が詰まりやすく、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。噛み合わせが悪い場合も多く、食べ物を十分に噛めずに消化不良を起こすことも。その結果、胃や腸に負担がかかり、全身の不調にもつながってしまうのです。

特に女性にとって気になるのが見た目。歯を見せて笑うことが恥ずかしいと感じて、コンプレックスを抱える人が多くいます。ほかにも、すきっ歯は隙間から空気が漏れるので、発音に支障をきたすことがあり、人との会話を億劫に感じる人もいるようです。

すきっ歯の原因

さまざまな原因が考えられますが、例えば以下のことが考えられます。

  • 顎の大きさの割に歯が小さい
  • 生まれつき歯の本数が少なかった
  • 頬づえをつくなどの悪習慣で骨格がゆがむ

すきっ歯の原因では、先天的なものと後天的なものが考えられます。

先天的なものとして、生まれつき歯が小さい、歯の形が悪い場合は、すきっ歯になりやすい傾向にあります。

なかでも近年増えているのが、生まれつき歯の本数が少ない先天性欠如。通常、上下の永久歯の数は28本ですが、生まれつき歯の本数が足りていないのです。すると本来あるべき場所の歯が生えてこないため、歯と歯の間に隙間が出てきてしまいます。

後天的なものとしては、日ごろの生活習慣が影響します。例えば、頬づえをつく癖がある人、寝るときはいつも同じ向きで寝る人、子供のころ指しゃぶりや爪噛みの癖があった人。今でも続いている癖がある人は要注意です。

頬づえや片方の姿勢で寝る癖は、骨格が歪む原因に。指しゃぶりや爪噛みは前歯を舌で押して歯に力をかけてしまうので、すきっ歯を悪化させる可能性があります。

すきっ歯を放置するリスク

すきっ歯は審美的な問題だけでなく、さまざまな健康リスクを引き起こします。長期的に見ると口腔機能や全身の健康に影響を及ぼすおそれもあります。そのリスクを具体的に解説します。

虫歯・歯周病のリスク

歯と歯の間に隙間があると、食べ物のカスや歯垢(プラーク)がたまりやすくなります。食べカスが詰まると隙間の奥まで歯ブラシが届きにくく、通常のブラッシングでは除去しきれない汚れが溜まってしまいます。このような状態を放置すると、虫歯の発生リスクが大幅に増加します。

さらに、歯垢が硬化して歯石になると、歯周病のリスクも高まります。歯周病が進行すると歯を支える骨が減少し、最終的には歯を失う可能性もあるでしょう。これらの問題を防ぐためにも、早期の矯正治療を検討することが重要です。

全体の歯並びに影響がでる

すきっ歯は単独の問題では終わりません。隙間があることで歯が動きやすいため、歯列全体のバランスが崩れやすく、噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。一部の歯が動くことで、他の歯の位置にも影響を与え、さらなる歯列の乱れを引き起こすおそれもあります。

また、歯列全体が乱れると、顎関節症のリスクが増加します。顎の動きに支障をきたすと、頭痛や肩こり、耳鳴りといった全身症状を引き起こすことにもなります。正しい噛み合わせを維持するためにも、早期の治療が必要です。

うまく咀嚼できない(消化器官に負担がかかる)

歯列が乱れていると、噛む力が均等に働きません。その結果、食べ物を十分に細かく噛み砕けなくなり、消化器官に余計な負担をかけることがあります。未消化の食物が胃や腸に届くと、胃腸の負担が増え、消化不良や栄養吸収の低下を引き起こすおそれもあります。

特に子どもや高齢者では、これが栄養不足や健康状態の悪化に直結することもあります。すきっ歯の改善は、口腔内だけでなく全身の健康を守るためにも重要です。

うまく発音できない

歯と歯の間の隙間が大きいと、発音にも影響を与えます。サ行やタ行の発音時に空気が漏れやすくなり、滑舌が悪くなることがあります。これが日常会話や仕事のプレゼンテーションに影響し、コミュニケーションに支障をきたすことも少なくありません。

また、幼少期にすきっ歯を放置すると、発音の癖が定着してしまい、後々の修正が難しくなる場合があります。言語発達にも影響を及ぼすおそれがあるため、早期の対応が必要です。

すき間が広がる可能性

すきっ歯を放置していると、加齢や舌癖、歯周病の進行などの影響で、隙間がさらに広がることがあります。一度広がった隙間は自然には改善しないため、見た目や機能性の問題の悪化につながるでしょう。

広がった隙間は、矯正治療の難易度を上げるだけでなく、治療期間や費用も増加させてしまいます。早期治療を検討することで、こうしたリスクを最小限に抑えることができます。

すきっ歯を治療するとこんなにいいコトが!

  • 食べ物が歯に詰まりにくくなり、虫歯リスクを減らせる
  • 空気が漏れなくなることで、発音がきれいになる
  • 口元を隠さずに思い切り笑える

すきっ歯は特に見た目を気にする人が多いかもしれませんが、虫歯のリスクや発音のしづらさなど、日常生活においても不便なことが多々あります。治療をすることで笑顔に自信が持てるだけでなく、きれいな歯を保つことができるので、まずは歯科医師に相談することをおすすめします。

インビザラインで治せるすきっ歯

歯と歯の間にスペースがあるすきっ歯は、インビザラインの得意とする症例のひとつです。透明なマウスピース型矯正装置を使用することで、目立たず快適に矯正を進めることができます。

インビザラインに向いているすきっ歯の症例

まず挙げられるのは、前歯にわずかな隙間があるケースです。このような場合、隙間が比較的小さいため、インビザラインの透明なマウスピースを用いた矯正が効果的に作用します。

歯と歯の間のスペースが比較的均等に分布している症例にもインビザラインは向いています。歯を均等に動かしやすいため、治療がスムーズに進みやすいです。

さらに、歯周組織に大きな問題がない場合も、インビザラインの適応症例です。歯肉炎や歯周病などが進行している場合は矯正治療が難しいため、健康な歯周環境が重要な要素となります。

インビザラインが適さない可能性のある症例

重度の噛み合わせの問題を抱えている場合は、インビザラインには適しません。開咬や反対咬合などの顎の構造的な問題があるケースでは、インビザラインだけでの治療は難しく、別の矯正方法が必要となることが多いです。

歯の位置異常が著しい場合も適応が難しくなります。具体的には、歯が大きく回転している、あるいは傾きが顕著である場合です。このような症例では、インビザラインの効果が制限される可能性があります。

顎変形症のような骨格的な問題を伴うケースも、手術を併用した治療が必要になることが多いです。

インビザラインの治療期間

インビザラインによるすきっ歯治療の期間は、症状の程度によって異なります。軽度の場合は3~6ヶ月、中度以上では1~2年が目安です。これに加えて、矯正後の保定期間が必要となり、保定器具(リテーナー)を1~2年装着することで歯列を安定させます。

治療期間を短縮するためには、装着時間の厳守や定期検診の受診が重要です。

すきっ歯でインビザライン治療を成功させるコツ

一日中装着する

インビザラインは、1日20~22時間装着することで効果を発揮します。装着時間が不足すると治療効果が低下し、予定通りの期間で治療を終えられないことがあります。食事や飲み物の摂取時以外は装着を徹底しましょう。

定期検診を欠かさない

治療中の進捗を確認し、必要に応じて調整を行うため、4~6週間に1回の定期検診が目安です。計画通りに歯が動いていない場合、アライナーの再作成や追加の調整が行われます。

アライナーを交換する

アライナーは治療計画に基づき、1~2週間ごとに交換します。このタイミングを守ることで、計画通りに歯が移動し、治療期間の短縮につながります。

経験豊富な歯科医院を選ぶ

インビザライン治療の実績が豊富な医院を選ぶことで、よりスムーズに治療を進められます。多くの症例を経験している医師は、患者の個別の状況に応じた適切な治療計画を立てることができます。

まとめ

すきっ歯はインビザライン矯正に適した症例です。見た目の改善だけでなく、健康リスクを軽減するためにも早期の治療が推奨されます。ただし、他の歯並びに問題がないかを確認するために、カウンセリングを受けることが重要です。

インビザライン治療の成功には、装着時間の厳守や定期的な通院が欠かせません。以下のリンクから、インビザラインに関する詳しい情報をご覧いただけます。

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