インビザラインによる影響
インビザラインによる影響はあるのか
気軽に取り入れられる矯正方法として知られているインビザライン。しかし、インビザラインを着用することで毎日の生活に影響はあるのでしょうか?虫歯になるリスク、発話が難しくなるなどの考えられる可能性を解説していきます。
インビザラインの使用による影響
虫歯のリスクが高まる
インビザラインは着脱可能なマウスピース型矯正器具です。そのため、ブラッシングなどの口内ケアのときはインビザラインを外すこともできます。しかし、1日のうち大半は歯に装具が密着しているため、虫歯になるリスクは通常時よりも高まります。虫歯や歯周病を防ぐために重要な役割を果たす唾液も口内で巡りが悪くなってしまうため、よりていねいなケアが必要になるのです。また、マウスピースそのものも取り外した際にはきれいに洗浄しておくことが大切です。
話しづらくなる
インビザラインを着用することで、話しにくくなる可能性もあります。しかし、これは慣れによって改善される部分が大きいと考えられます。そのため、特に心配する必要はないでしょう。インビザラインは話すことが仕事であるアナウンサーや俳優などの職業の方も取り入れているため、日常の会話に支障が生じることは少ないでしょう。また、話している際に口元がみえても、マウスピースは透明のため目立ってしまうこともありません。
飲み物に注意が必要
インビザラインを使用する際、特に飲食の制限はありません。しかし、ある程度口にするものに注意する必要があります。食べ物で注意したいのはせんべいやとうもろこしなど固いものは破損を防ぐためにも避けておくべきです。また、カレーなど色素が濃い食べ物だとマウスピースに着色が起こってしまう可能性もあります。コーヒーなどにも注意が必要です。そのほか、砂糖を多く含む飲み物は歯の表面を溶かす作用があるため、極力避けましょう。
矯正中は自己管理の必要がある
インビザラインは、1日20時間以上装着することで矯正効果が期待できるといわれています。着脱可能な点がメリットであるインビザライン。しかし、逆に言えば効果が出るかどうかは自己管理にゆだねられているともいえます。「矯正治療を開始したから歯並びの改善が期待できる」というわけではなく、マウスピースの着用時間の管理や器具や口内を清潔に保つためのケアが必要な矯正方法なのです。
管楽器の演奏は可能だが外す必要がある
インビザラインを取り付けたまま管楽器を演奏することは可能です。インビザラインで用いるマウスピースは厚さが0.5ミリ前後と薄く、慣れていくことでほとんど違和感は感じなくなると考えられます。そのため、部活や演奏会などで定期的に管楽器を演奏する方であっても、インビザラインは取り入れやすい矯正方法だといえるでしょう。しかし、外している時間が長くなりすぎると思うような効果が得られなくなる可能性もあるため、注意が必要です。
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